終戦記念日給食

 

8月15日は終戦記念日です。

子どもたちに戦時中や戦後の食事について少しでも考えてもらえるきっかけになればと、毎年この時期には戦時中にちなんだ食事を提供しています。

 

さくら組さん、ひまわり組さんでは、給食を食べる前に担任の先生から戦時中の食事についてお話をしてもらいました。

今でこそ当たり前にあるお米も当時はとっては貴重な食糧。軍への食糧供出などから、お米を作っている農家でさえほとんど手に入らなかったと言われています。お米に麦やさつまいもを混ぜて雑炊にしておなかを満たしていたそうです。

また、戦争が長引くにつれ、食糧事情はどんどん悪くなっていき、雑炊に10粒ほどの米しか入っていなかったとも言われています。

 

畑で育てる野菜はもちろんのこと、今では食べずに捨てることが多い野菜の葉や茎、つるなども貴重な食糧。

カエルやイナゴなどの生き物や草なども人々のおなかを満たす貴重な食糧だったと言われています。

 

スーパーに行けばほしいものがなんでも手に入る世の中。私たち大人でも想像しきれない当時の食糧事情です。

子ども達には少し難しい話かなぁと感じていたのですが、先生のお話に静かに耳を傾け、真剣に聞いていたので、きっとそれぞれに当時の食事について考えてくれたのではないでしょうか。

 

食品ロスが世界的にも問題視されいる今、少しでも食べ物を大切にする心、

そして食料不足で困っている人たちが世界にはたくさんいることを知ってもらうきっかけになったかなぁと感じた今日の給食でした。

 

今日は茶殻を使った佃煮、だしをとった後の煮干し、ふかし芋などを提供しました。

(今のさつまいもはとっても甘くておいしいですが、当時のもの繊維だらけで今のさつまいもとは全く違う食感、味だったそう・・・)